少子高齢社会、そしてAI時代の到来。
社会とともに教育も大きく変わろうとしている。
人口が減少し、少子高齢社会となり、社会環境が急激に変化しています。2016年に120万人だった18歳人口は、2040年には88万人にまで減少。これに伴って学校を取り巻く環境も大きく変化し、地方では小中学校の統廃合がさらに進むと言われています。一方で、AI(人工知能)の活用など、社会のデジタル化も加速。情報を集め、知識を集積したことを評価していたこれまでとは異なり、今後はその知識をどのように使うのかが問われるようになっていきます。無尽蔵のデータのなかから質の良いデータを取捨選択する能力が問われる時代がやってきたのです。
こうした時代のなかで本学部が目指すのは、ただ教え込む教員ではなく、学びの専門家を育成すること。学びの専門家とは、学習する子どもの視点に立ち、何を理解しているか、何ができるかを判断し、それを効果的に活かし伸ばしながら、子どもたちを優れた問題解決者に育てあげられる教員だと考えます。この学びの専門家を育成するために、本学部ではクリスタルプラン(実践的教員養成プログラム)を実施するとともに、少人数ゼミで深い学びを強化する取り組みにも力を入れています。
時代が求めているのは、多様化、複雑化する教育現場にしっかりと向き合い、実践的指導力を発揮できる教員です。本学部で、地域の子どもたちと存分にふれあいながら、教員としての総合力を磨き、生涯学び続ける力を持った教育のスペシャリストを目指してください。ゴールは教員になることではなく、その先であなたを待っています。