岐阜聖徳学園大学 岐阜聖徳学園大学短期大学部

行動経済学

「行動経済学」という授業は、比較的新しい学問で、他の大学でも開講しているところはまだあまり例がないようです。伝統的な経済学では、合理的で論理的な思考をする人間を考え方の前提としているのですが、しかし現実には人間の行動というのはそう簡単に予測できるものではありません。株の投資やパチンコ、お金を無くした時...さまざまなシチュエーションで、人間は思いも寄らない行動を取ることがあります。そうした予想外の行動が、案外「経済」に大きな影響を及ぼすことがあるのではないか、というのが行動経済学のひとつの仮説。これにのっとって、人間の取った思いも寄らない行動を、科学的に解明していこうというのが「行動経済学」のひとつの狙いです。

この解明のために、たとえば唾液を採取して行動ごとに異なるホルモン濃度の差を調べたり、大脳生理を研究したり、心理学を応用したりします。幅広くさまざまな分野の学問を融合して、曖昧な人間の行動にメスを入れます。学生たちは実験などに参加しながら、社会や経済の現象に対して「何故なんだろう」という疑問を持つ姿勢を身につけます。

授業内容 Pick UP

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