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本学名誉教授 木戸季市先生が事務局長を務める日本原水爆被害者団体協議会が、ノーベル平和賞を受賞なさいました

2024年10月11日、ノルウェーのノーベル賞委員会は、2024年のノーベル平和賞を、日本全国の被爆者らでつくる日本原水爆被害者団体協議会(被団協)に授与すると発表しました。
事務局長の木戸季市先生は、1940年に長崎市でお生まれになり、1945年、5歳の時、長崎市で被爆されました。1969年、29歳で岐阜市に移り、聖徳学園女子短期大学に奉職、一般教育学科長、短期大学部長を歴任され、2003年、定年退職後、名誉教授にご就任なさいました。
1991年には、被団協の岐阜県の組織「岐朋会」を結成され、2017年から被団協の事務局長をお務めになり、国連総会第一委員会に約1370万筆の「ヒバクシャ国際署名」の目録を届け、核兵器禁止条約の締結国会議ではスピーチに立って、核廃絶を訴えられました。
今回、被団協のノーベル平和賞受賞が決定いたしましたことは、先生はじめ、「ヒバクシャ」の皆様方の永年にわたる地道なご活動が、世界中の多くの皆様に認められたことであると考えます。
『仏説無量寿経』に、「 兵戈無用 」という言葉があります。 「 仏の教えにあえば、軍隊 ( 兵 ) や武器 ( 戈 ) を持つ必要はない 」という意味です。仏教精神を建学の精神とし、先生から平和の尊さをお教えいただいた岐阜聖徳学園大学短期大学部の同窓生、教職員にとりましても誇らしいことであると存じます。
先生の今後のご活躍に期待いたします。

                                          岐阜聖徳学園大学
                                           学 長 観  山  正  見

出典 中日新聞 10月12日 朝刊
        10月13日 朝刊
   岐阜新聞 10月13日 朝刊
   読売新聞 10月13日 朝刊

【お問い合わせ】
  岐阜聖徳学園大学 学長室 
  TEL:058-279-6710(羽島キャンパス)

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