お知らせ

テレタンデム=パートナーが日本へ

 2024年5月、外国語学部3年生の纐纈杏里さんは、テレタンデム=パートナーである Daniel Martinez さんとオフラインではじめて顔を合わせました。Daniel さんは、メキシコ国立自治大学コミュニケーション学部の学生で、先日、観光のために来日しましたが、その良い機会にふたりは出会う約束をし、それが実現したのです。

 テレタンデムとは、語学力を向上させる目的の言語交換のシステムです。Zoom などのビデオ会議ツールを使って画面越しに言語を教え合います。例えば、30分英語を教えてもらったら、次は30分日本語を教える、というように言語を交換して教え合います。テレタンデムは、大学によるサポート付きのオンライン交換留学システムという位置付けです。
 岐阜聖徳学園大学にはこのテレタンデムの海外提携校が多数あり、安全に海外の学生と知り合い、語学を学び合う環境が用意されています。
 このシステムを通じてなされる交流は、何百人もの学生に恩恵を与えています。さらに、長期的な友情につながることもまれではありません。纐纈さんと Daniel さんとの交流も、このテレタンデムのシステムから産まれたものでした。

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 纐纈 さんは、「私は、1年間、語学を学び合ってきたメキシコ出身のダニエルさんと今年の5月に会うことができました。知り合ったきっかけは、大学のプログラムにあるテレタンデムに、1年生の頃に申し込んだことでした。私は英語を、ダニエルさんは日本語を学んでいるため、お互いの頑張りを尊重しながら、週に1回90分程度、長い時には3時間になる時もありましたが、ビデオ通話ができたことで仲良くなれたと思います。
 ダニエルさんの「今度日本に行きます」という連絡から会うことが決まり、5月1日に会うことになりました。私の住んでいる岐阜のことを知りたいという希望だったので、岐阜城に一緒に行きました。岐阜城の近くに「織田信長ゆかりの地」という看板があったため、「ゆかりってどういう意味?」と聞かれたり、「織田信長は冷徹な人だった」という説明を読んで「れいてつって何?」と質問されたりしたことで、語学学習において英語を学ぶことはもちろんのこと、日本語を客観的に見ることの大切さにも気づくことができました。その後岐阜駅でお互いにお土産を交換して別れました。」と話してくれました。

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