お知らせ
乳幼児期のこどもを持つ保護者向け公開講座「幼児期の遊びを通して育まれるもの~あと伸び力ってどんな力?~」開催報告[2023.10.13(金)]
2023年10月13日(金)13時~14時において、乳幼児期のこどもを持つ保護者等を対象として、「幼児期の遊びを通してどんな力が育まれるのか」「幼児期に大事にしたいことはどのようなものなのか」を啓蒙すべく、公開講座(特別講座)を開講しました。
講師には、東京大学名誉教授であり、全国保育士養成協議会会長を務める汐見 稔幸(しおみ としゆき)氏を招き、「幼児期の遊びを通して育まれるもの~あと伸び力ってどんな力?~」をテーマに講演いただきました。
同講座内で汐見先生からは、「世界の流れは非認知能力を伸ばす教育となっているが、日本の教育は依然としてあまり変わっていない」との指摘がありました。
また、非認知能力とは、日常生活の中で身につけるものであり、この力を伸ばすためには、幼児期に「面白く遊ばせる」ことが大切であることが述べられました。
さらには、遊具等が無い状況下(自然の中)での遊びは特に有効であるため、水、石、木等を用いて、子どもが自由な発想で考え・工夫して遊ぶ経験をさせて欲しい、と受講者たちにアドバイスを送られました。
○汐見 稔幸(しおみ としゆき)氏のプロフィール
所属:一般社団法人家族・保育デザイン研究所 代表理事
肩書等:東京大学名誉教授、白梅学園大学名誉学長、全国保育士養成協議会会長、日本保育学会理事
専門分野:教育学、教育人間学、保育学、育児学
自身も3人の子どもの育児を経験。保育者による本音の交流雑誌『エデュカーレ』編集長でもある。
持続可能性をキーワードとする保育者のための学びの場「ぐうたら村」村長。
NHK Eテレ「すくすく子育て」等、多数出演。
【問い合わせ先】
岐阜聖徳学園大学地域・社会連携センター事務室 TEL:058-279-6710