お知らせ

テレロボを活用した特別支援学校のリモート見学

 文部科学省は、喀痰吸引や経管栄養などの医療的ケアを必要とし、学校に通っている児童生徒が全国で約1万人いると報告しています。このような背景から、本学が独自に開講する科目「特別支援教育・看護合同演習」では、児童生徒が学校で医療的ケアを安全かつ安心して受けられるように、様々な演習を通じて教育と医療との協働について理解を深めています。
 このたび、本学教育学部特別支援教育専修ならびに看護学部の4年生が岐阜県内の特別支援学校に通う児童生徒が医療的ケアを受けている様子をリモートで見学し、医療的ケアの実際を学びました。見学する学生たちが『映っている画面の少し右側を見てみたい』ときにテレプレゼンスアバターロボット(テレロボ)を遠隔操作し、主体的にリモート見学したことで、教室の教材・教具、掲示物など、医療的ケアを必要とする児童生徒が在籍する特別支援学校の雰囲気をあたかもその場にいるかのように感じ取ることができました。テレロボの可能性を体験した学生が教員になったときに、効果的にテレロボを活用した教育を実践することを期待しています。
 今回の取り組みは、教育学部の永井祐也専任講師がアドバイザーとして参画する(一財)ニューメディア開発協会の事業の一環としてテレロボを借用できたことにより実現しました。

テレロボを活用した特別支援学校のリモート見学

テレロボを活用した特別支援学校のリモート見学

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