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岐阜新聞 真学塾㉑ 教育学部 音楽専修 深貝美子
歌い継ごう!
教科書にもある日本の歌
岐阜聖徳学園大学 教育学部 音楽専修 深貝美子
明治12(1879)年に文部省は研究機関音楽取調掛を創設し、最初に「小学唱歌集初編(1881年)」、「中等唱歌集(1889年)」を発行、学校音楽(唱歌)教育が始まりました。その後も明治唱歌、大正童謡と歴史の中で歌が生まれ、その一部は教科書の「心の歌、共通教材」として歌い継がれています。それらには、時代背景や詩人・作曲者の思いがみえます。
「さくらさくら(日本古謡)」♪さくら、さくら、野山も里も~ 元歌は江戸時代の箏曲に歌詞を付けた「咲いた櫻」です。「咲いた櫻 花見て戻る 吉野は櫻 竜田は紅葉 唐松の松 常磐 常磐深緑」この歌詞で歌うと又違った趣があります。
「夕焼け小焼け」中村雨紅作詞(1919年)草川信作曲(1923年) ♪ゆうやけこやけで日が暮れて~ 小学校教員をしていた22歳の雨紅が、当時はバスもない東京恩方村の実家へ帰る道のり15㌔を3時間半歩いて帰る途中の夕陽の光景を詩にしました。厚木市七沢の歌碑には、〝子孫へ贈る〟<私は何よりもこの詩が好きだ、童心は天使、童謡は心のふる里。人生には華も嵐もある。つらいこと悲しいことがあったらこの石碑の前に立って静かに唱えてご覧、一切を流してくれる。>とあります。一方、草川は<作曲するとき少年の日を過ごした故郷、善光寺や阿弥陀堂の鐘が耳の底にかすかに鳴っておりました>と。それを〝仏のご加護による明日への希望の鐘〟として、原曲の伴奏最初と最後の「ド」に、フェルマータと〝オクターブ低く〟を記して表しました。ゴーンと鐘の音が聞こえるようです。
「赤とんぼ」三木露風作詞(1921年)山田耕筰作曲(1928年) ♪夕焼け小焼けの赤とんぼ~ 当時、兄弟の多い農家では、10歳前後の子を子守や下働きにと商家へ奉公に出していました。幼い時に母と離ればなれになった露風は、家に奉公にきた姐やに育てられました。この詩には母への思慕があります。<赤とんぼ>は、とんぼが跳び始めるとお盆が来るので精霊とんぼ(死人の魂)ともいわれ、祖
先の霊の化身だといわれます。<夕焼け>西の地平線に見える空、仏教では西方浄土といって死んでから行く極楽の世界が西の方にあると考えられています。
日本の大切な歌として歌い継ぎたいですね。
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