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岐阜新聞 真学塾⑱ 教育学部 保育専修 桂川 成美
デッサン-見えるようになるということ-
岐阜聖徳学園大学 教育学部 保育専修 桂川 成美
デッサンで立体的な対象を平面に描き表すとき、輪郭線、シルエットの位置を合わせようと考える人が多い。
しかし、シルエットを合わせる見方にこだわり過ぎると、立体としての形を合わせることはむしろ難しくなる。表そうとするものは立体であるから、立体を合わせなければ見間違ってしまうからである。立体を合わせるというときには、立体に見えるとはどういうことかを知る必要がある。
私たちがものを見て、立体的に感じるとき、何を見てそう感じ取っているのだろうか。
対象が光を受けて、面の向きによって明るいところと暗いところができる。光は直進するので、面していれば明るく、背いていれば暗くなる。その明暗の調子(色の階調)の流れから立体的な形を感じているのである。見つけた明るさ暗さを描き出せば、大まかな立体的な形を表すことができる。
さらに考えを進めてみる。対象の面の向きによる明るさ暗さの変化は、箱のようにはっきりとした角があったり単純な形であれば見やすいが、ゆるやかに角度を変える面であったり、面の向いている方向が複雑になると見つけづらい。
そういった見つけづらい形に気づくには、対象の成り立ちや構造を知ったり考えたりすることが有効である。例えば手をデッサンするときには、解剖図から骨格や筋肉がどうなっているかを知ることで、それらに気づきやすくなる。
このように絵を描くことやものを作ることは、感覚のみを頼りにしているわけではない。一つの方法、一方向からのアプローチでは出来ないのである。感じ取るという感覚を中心に、経験や知識から知っていること、不思議に思ったことについて調べて分かったこと、新たに気づいたことなど、色々なアプローチで自分の見方を変えていくのである。それらを積み重ねると、それまで全く見えない気づかないことが見えるようになる。そしてアプローチは人それぞれで、その人独自の世界というものが表れるようになるのである。
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