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岐阜新聞 真学塾⑬ 教育学部 数学専修 塩澤 友樹
岐阜新聞 真学塾⑬
「モンティ・ホール問題」にチャレンジ
~あなたは判断を変えますか?それとも変えませんか?~
岐阜聖徳学園大学教育学部 数学専修 塩澤友樹
突然ですが、3枚のトランプを準備してください。
2枚がエースで、1枚が絵札とします。この3枚から1枚を選ぶとき、そのカードが絵札である確率はどれくらいでしょうか?中学2年生の数学で学ぶ考え方を用いると、求めることができます。正解は「確率1/3」です。さて、次が本番です。
【問題】絵札を引いたら、賞品がもらえること(当たり)にします。あなたは、3枚のトランプの内、1番左のカードを選びました。残り2枚(少なくともハズレは1枚あるはず!)の内、私はハズレの1枚「絵札でないカード(エース)」をあなたに見せます。そして「カードを選び直しても良いですよ」と伝えます。あなたは判断を変えて違うカードを選びますか?それとも、変えずに初めに選んだカードを選びますか?
「確率は同じだよ」と思う人も多いかもしれませんが、実は「判断を変えた場合:確率2/3(約67%)」、「判断を変えない場合:確率1/3(約33%)」で賞品をもらえることになります。不思議に思う人は、ぜひ実験してみてください。ちなみに、私と学生との実験結果がこちらです。
カードを選び直す (判断を変える) 実験回数
当たり:39回 ハズレ:21回 60回
カードを選び直して当たる確率は39/60=0.65(65%)となり、ほぼ2/3(理論値)と一致する結果となりました。
これは有名な「モンティ・ホール問題」を題材とした実験です。実は高校生で学ぶ「条件付き確率」を応用すると、数式でその仕組みを説明することもできます。これからの社会では、AI(人工知能)を利用した様々な製品や技術が登場し、私達の生活も大きく変わるかと思います。AIの仕組みにはベイズ統計学の理論が応用されていますが、高校生で学ぶ「条件付き確率」は、その基盤となるベイズの定理につながる内容でもあります。人間の直感であったり、科学技術であったり、現実事象に潜む数学の面白さを、ぜひ何気ない実験の中で味わってみてはいかがでしょうか。
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