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岐阜新聞 真学塾④ 教育学部 社会専修長 宮川 典之
岐阜新聞 真学塾④
まずは楽しい読書から
コラム 岐阜聖徳学園大学教育学部教授 社会専修長 宮川 典之
本に親しむということはたやすいことのようにみえますが、じつは簡単ではありません。ある統計調査によりますと、大学生の5割強はまったく読書しないようなのです。この結果はわたしたち大学教員にとって、驚きに値します。
というのも大学の講義において、「本を読みなさい」とか「どんどん読書しなさい」とつねに言っているということに加えて、自分たちの足元がきちんと見えていないのではないかという疑問が頭をもたげてくるからです。
ここでその社会的背景について考えてみましょう。ひとつ考えられるのは、高等教育(大学レヴェル以上)の大衆化という現象です。学力において比較的上位にある者は、おそらく読書習慣がおのずと身についているかもしれません。それも場合によっては、家庭環境によるでしょう。学生本人がどのような環境のもとで育ったかについてみると、親自身に読書習慣があり、ある程度本に囲まれた生活を送っているような家庭においては、子どもにとっておのずと読書は身近なものになるでしょう。それとは逆に読書環境に恵まれない家庭に育っている子どもは、そのようなわけにはいかないでしょう。つまり子どもが小さいうちから身近なところに本があるという家庭環境がものをいうのです。とすると、子どもが幼いうちにまずは絵本の読み聞かせから始めてみたらいかがでしょうか。
もうひとつ社会的背景として考えられるのは、現在、読書に代わる娯楽が多すぎることです。テレビの影響もそうですが、スマホやパソコンを操作すると、ゲームやラインなど遊びや娯楽がこれでもかこれでもかと見出されます。そちらへの誘惑に弱い子は、なかなか読書のほうへは眼が向かないかもしれませんね。この点は、昔といまとの社会環境の根本的な違いです。
ではどうしたらいいのでしょうか。各家庭の中で読書の大切さを親が子どもにきちんと伝える努力が必要です。読書体験を通して得られる、他では味わうことのできない楽しさを教えることです。ただしそれは、親自身がなんらかの実体験をもっていないかぎり、やはり困難をともなうかもしれません。
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