令和5年4月、園長として着任いたしました中川浩美です。
保護者の皆様から、かけがえのない「宝物」であるお子様をお預かりする私たちの園では、お子様の「健康」「安全・安心」を最優先にしながら、一人一人の将来の幸せをイメージし、20年後、30年後に生き抜いていく力の基礎を培う教育を進めてまいります。
幼児期の教育においては、子どもたちが生活を通して身近なあらゆる環境から学び、社会と関わる人として生きていくための基礎を培うことが大切です。園での生活は、遊びを中心として、教師の支援のもとで一人一人の園児が主体性を発揮して活動ができるような、園児の立場に立った取組みを進めてまいります。そのために、幼児期にふさわしい生活を送ることができるような環境を整えること、遊びを通して心身の調和のとれた発達の基礎が築かれるような指導を大切にすること、園児の行動に温かい関心を寄せ、一人一人に応じた指導をすることを大切にしていきます。
また、幼稚園での教育が小学校以降の生活や学習の基盤となることから、「聞く力」を育てること、「我慢する力」を育てること、生活のきまりを守ることも大切にしていきます。仲間と協力してよりよいものを目指そうとすることも、この時期から見られるものであり、小学校へとつながっていくものであることから、生活の中で協同して遊ぶ経験をたくさんさせることも大切にしていきます。
一方で、子どもは幼稚園だけで育つのではありません。家庭や地域での様々な経験を通して成長します。園・家庭のそれぞれがもつ力を発揮し、協力して子どもを育てていくことを大切にした園の運営に努めてまいります。
また、大学の附属幼稚園としての強みを生かして、専門的な指導・助言を得ながら教育活動の充実を図ってまいります。
一人一人のお子様の幸せを願い、「明るく さわやかで 活力のある附属幼稚園」となるように、教育活動を保護者の皆様とともに進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。