self_assessment_tan_2021
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→→→→→【基準Ⅰ建学の精神と教育効果】【基準Ⅱ 教育課程と学生支援】【基準Ⅳ リーダーシップとガバナンス】【基準Ⅲ 教育資源と財的資源】「建学の精神」の解説を学生が理解しやすい平易なものにし、教育目的との関連性をより明確にしなければならない。そして、その検討を学園の宗教委員会等で行っていく。「期待される学修成果」の表記を学生が理解しやすい平易なものにし、これまでより実施している「学修成果アンケート」及び「就職先へのアンケート」の結果を検証し、内容の改善をはかる。また、学修成果の検証を踏まえ、「カリキュラムマップ」及び「科目ナンバリング」を更新する。自己点検・評価については、全教職員で共通認識を高め、内部のみに公開している自己点検・評価報告書を、広く公開していきたいと考えている。外部への公開を機に、内部の課題意識を高めPDCAサイクルの起点として考えたい。学びの系統性、関係性を学生自身が把握することは、学修の道筋がわかり、効率よくまたより深い理解に繋がると考える。そこで、「科目ナンバリング」の作成を行う。まず、教務委員会で研究・検討を行い、平成28年度中に教務委員会としての意見集約をはかる。学生生活をスムーズに始めることができ、学生間及び教職員との関係性を築くことができるように、平成28年度より入学当初に合宿オリエンテーションを実施する。さらに、合宿オリエンテーション実施後、学生(入学生及び補助学生)、教職員へのアンケート調査等を実施する。調査結果等を踏まえて、次年度の合宿オリエンテーションの改善につとめていく。「聖徳学園グランドデザイン2015素案作成会議」を設置し、中・長期的な基本方針の策定を行っている。予算編成及び予算執行の厳格な管理を徹底するため、現在の制度を検証し、より適切な手続きとなる制度を構築していく。また、財政の健全化に向けて、人件費のあり方を長期的に考える必要がある。その方策の一つとして、岐阜キャンパスにある大学機能を羽島キャンパスへ一極集中化させることを検討している。このことによって、事務職員数の見直しが可能となる。また、大学教員にあっても一般教養・教職教養科目等は、全学部同一キャンパス内で開講できることから、この改変に伴って教員数も削減可能となる。さらに、その他の教育研究などの関連設備あるいは消耗品なども同時に削減できるものと捉えている。本学及び併設四年制大学として学外の競争的研究資金の獲得を推進していることもあり、各教員が科研費等に応募する件数は増加している。今後も、資金獲得のための研修会や勉強会の実施に取組み、さらなる拡大を目指していく。平成26年1月29日付けで中・長期経営計画が全教職員に公表され、本学のビジョンの共有化をはかっている。学校教育法及び国立大学法人法の一部を改正する法律及び学校教育法施行規則及び国立大学法人法施行規則の一部を改正する省令の平成27年4月1日からの施行に伴い、理事会、評議会及び教授会の対応において、学則を含めた内部規則等の総点検・見直しを実施し、学長のリーダーシップのもとで、ガバナンス体制を構築している。管理運営については、学校教育法、私立学校法、短期大学設置基準等の関係法令に基づき、寄附行為や学則、就業規則をはじめとして関係法令に対応する明文化した管理運営規程を整備し運営を行っており、大学業務を支援する事務組織も「学校法人聖徳学園事務組織規程」に基づき、効率の良い事務運営を目指している。本学の「建学の精神」ついては、令和元年度から引き続き、「学生要覧」において、建学の精神を具体的に表す言葉としての「以和為貴」及び「平等」「寛容」「利他」を平易な解説で記載するようにしている。また、学生へは、「宗教学」や「実習・就職指導」の授業、各種行事(宗教、学園、短期大学部)、学園全設置校で共有している各種刊行物等を通じて、教育目的との関連性が明確になるように努めている。「期待される学修成果」の表記方法については、令和元年度同様、各科目に対応したディプロマ・ポリシーの6項目(基礎教養、保育の理解、保育の技能、保育の実践、自己形成、態度)をシラバス等に記載することで、学生が期待される学修成果を理解しやすいように努めてきている。また、ディプロマ・ポリシーをキーワード化し、カリキュラムマップとして表記することで、学生が一目で各科目の学習成果を理解しやすいようにしている。一方、「学習成果アンケート」や「就職先へのアンケート」の結果を検証し、その内容の改善を図るという計画については、今年度もコロナ渦の影響もあり各結果の十分な検証までには至っていない。このため、「カリキュラムマップ」や「科目ナンバリング」の更新も十分に対応できていない。自己点検・評価については、全教職員が自己点検・評価活動に関われるよう、各種委員会や関係各部署に配置されている。また、内部質保証の体制整備や全学的な大学評価の基本方針の策定にあたる教学マネジメント会議を設置し、関係各部局が自己点検・評価の実務を円滑に遂行できるよう組織を編成している。自己点検・評価報告書は、今年度より短期大学基準協会で提示されている自己点検・評価のための新基準に沿って報告書を作成し、その公表を行っている。教員(幼稚園教諭)養成課程について、「領域」への準拠作業を進めた。実質上、旧「教科に関する科目」を維持していた「領域に関する専門的事項」を保育の五領域に関する科目(「子どもと○○(各領域名称)」)に改めた。それに留まらず、幼稚園教諭・保育士として必要な知識・技能の観点から旧課程で開設していた科目を維持・発展させるべく、教員養成課程における大学独自科目として「子どもの文化I・II」「子どもと遊び」の両科目を新設した。その他、同様の観点から、保育士課程の選択科目として「器楽演習I・II」を新設し、従来重視してきたピアノ技能の育成を一層充実させることとした。これらを含む令和4年度からの課程改正については、文科省に「課程認定の際に留意すべき事項を付された大学に係る事後調査対応届」を提出し、令和4年2月15日付で「対応完了」の通知を受けた。 そうした課程の改正・明確化を達成した一方、「科目ナンバリング」については、それによって学生が各科目の課程上の位置づけを一目に知り得るようなナンバリングの作業ができていない。 入学者が学修・学生生活をより円滑に開始するための「短期大学部フレッシュマンキャンプ」については、コロナウィルス感染症が十分収束しない状況であるため、日帰りで実施し、教員や在学生との、あるいは新入生どうしの馴染を図り、参加者から概ね好評を得た。 授業については対面を中心としながら、ソーシャルディスタンシングを図るべく、遠隔方式も有効活用した。学外実習は一部実習先において行えなかったが、学内演習に代えて学生の学びの保障に努めた。教職協働での「学生支援懇談会」や進路に関する三者(学生・就職課職員・指導担当教員)面談も継続している。本法人の将来構想として、「聖徳学園グランドデザイン2015」終了後、創立60周年に向けた「聖徳学園グランドデザイン60th」を新たに策定し、明確な経営戦略を掲げている。聖徳学園グランドデザイン60thでは、法人運営及び教学改革を具現化するための中期的な基本方針の策定し、PDCAによる進捗確認・計画変更を実施しながら取り組んでいるところである。予算編成及び予算執行の厳格な管理を徹底するため、「学校法人聖徳学園予算管理実施細則」に則り、事業計画及び予算案を作成し、法人理事会において決定している。財政健全化に向けた人件費の見直しについては、事務職員数を安易に削減することができないため、現員でいかに事務と学生サービスの質保証を担保できるかが課題であり、学内外での研修を含め事務職員個々の能力開発を進めている。また、教職員の人事管理は、整備した諸規程に基づき、適正に行っている。科学研究費補助金などの外部資金獲得については、獲得件数の多い教員や外部講師を招き研修会の内容の充実を図る等の支援を強化することにより、引き続き教員の意識改革を促し、応募件数の増加を目指している。理事長のリーダーシップの下、令和2年度に承認された「聖徳学園グランドデザイン60th」の事業計画①大学学部新設・短期大学部発展的改組について、令和3年度から、法人本部事務局に経営企画部が新設された。経営企画部を中心に短期大学部の発展的改組について、幼児教育の四大化も含めて、学内での検討が進められている。基準前回認証評価の行動計画について(平成27年度)実施状況(令和3年度)令和3年度 岐阜聖徳学園大学短期大学部 自己点検・評価シート

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