⑤ 教授会の議事録を整備している。 ⑥ 教授会は、学習成果及び三つの方針に対する認識を共有している。 ⑦ 学長又は教授会の下に教育上の委員会等を規程等に基づいて設置し適切に運営して <区分 基準Ⅳ-B-1の現状> ある場合には、その規程を有している。 いる。 学長は、「教員組織規程」に基づいて所属教職員を統督し、評議会、教授会、研究科委員会、各種委員会及び事務組織等を統率し、本学の運営全般にリーダーシップを発揮している。 学長は、建学の精神を体し、人格が高潔で学識が優れ、大学行政に関し識見を有し、かつ、浄土真宗本願寺派の得度式を受けた者であり、本学の教学の最高責任者である。 学長は、「学長選考規程」に基づき学長候補者が選出され、「聖徳学園寄附行為施行細則」に基づいて、理事会の審議を経て理事長から任命される。 学長は、本学及び併設四年制大学の学長を兼務し、本学と併設四年制大学とを一体的に運営するため全学的重要事項を審議する評議会を招集し、議長として議事運営を行い、評議会の意見を踏まえ、予算の方針、組織及び運営等を決定する。また評議会に提案する議題及び運営全般にわたる協議のために、学長の諮問機関として位置付けされる部長会及び学部長会を招集し、重要事項について協議し、全学的立場で連携や調整をはかっている。 学長は、併設四年制大学学長を兼務しており、業務を補完すべく短期大学部長を置いている。短期大学部長は、「短期大学部教授会規程」に基づき教授会の議長となる。教授会では、学生の入学、卒業、学位の授与に関することのほか、学長が別に定めた教育研究に関する重要な事項が審議され、また、教授会の下に、規程に基づく各種委員会等からの議案も上げられ、その審議も行っている。学長は、その審議内容を充分に考慮した上で最終決定を行っている。なお、毎年4月1日に開催される教授会において、学修成果と3つのポリシーについて確認している。 さらに、学長は、毎月開催される教授会の議事録を確認することで、間断なく学部運営の確認を行い、それらに伴って学長と学部の意思疎通を行っている。 学生に対する懲戒についても、学生懲戒委員会、教授会の審議結果を踏まえ、学長が処分を決定している。 学長は、法人の理事でもあり、学園の最高決定機関である理事会において、本学の代表として意思の疎通をはかり、学園経営の総合的な企画、運営に関する基本方針の決定に携わっている。 以上のように、学長は規程に基づき整備された組織の中で、概ねリーダーシップを発揮し、学園の発展に寄与している。 <テーマ 基準Ⅳ-B 学長のリーダーシップの課題> 学長は、社会を取り巻く環境が劇的に変化していることに対応すべく、併設四年制大学を含めた予算編成・配分、教職員の配置や学生の定員確保、組織の再編における工夫等、学内資源の効果的な配分につとめ、本学の安定した運営を行わなければならない。 <テーマ 基準Ⅳ-B 学長のリーダーシップの特記事項> 令和2年は新型コロナウイルス感染症禍の対応に迫られた。学長は、このような出口の見えない危機管理状況下の中でも優れたリーダーシップを発揮し、教育の質とレベルを維持すると共に、学生をはじめとして本学に集う全ての者の健康の維持につとめている。営につとめている。 39
元のページ ../index.html#40