self_assessment_tan_2019
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<基準Ⅰ 建学の精神と教育の効果の改善状況・改善計画> (a) 前回の認証(第三者)評価を受けた際に自己点検・評価報告書に記述した行動計画の実施状況 本学の「建学の精神」ついては、学生へは、これまで通り「宗教学」や「実習・就職指導」の授業、各種行事(宗教、学園、短期大学部)等を通じて、その理解に努めるとともに、「学生要覧」において、建学の精神を具体的に表す言葉としての「以和為貴」及び「平等」「寛容」「利他」を平易な解説で記載するようにしている。また、平成27年度からは、教育目的と併せて、学園全設置校で共有し、各種刊行物に掲載している。 「期待される学修成果」の表記方法については、各科目に対応したディプロマ・ポリシーの6項目(基礎教養、保育の理解、保育の技能、保育の実践、自己形成、態度)をシラバス等に記載することで、学生が期待される学修成果を理解しやすいように努めてきている。また、ディプロマ・ポリシーをキーワード化し、カリキュラムマップとして表記することで、学生が一目で各科目の学習成果を理解しやすいようにしている。一方、「学習成果アンケート」や「就職先へのアンケート」の結果を踏まえ、それらの内容の改善を図る計画であったが、現状、十分な結果の検証までには至っておらず、内容の改善や併せて計画されていた「カリキュラムマップ」や「科目ナンバリング」の更新は十分に対応できていない。 自己点検・評価については、教職員が自己点検・評価を共通認識しやすいように、理事会と自己点検・評価委員会の間に、内部質保証の体制整備や全学的な大学評価の基本方針の策定にあたる教学マネジメント委員会を配置した。自己点検・評価報告書の外部への公開については、現状、学校基本調査に合わせた学内の基礎データのみの公開までに留まっている。 (b) 今回の自己点検・評価の課題についての改善計画 建学の精神の改善計画として、建学の精神を教育活動の展開においてより明確に示すようにする。各種関連法令を遵守し、教育課程のマネジメント及びそれに基づく授業展開を図り、公共性を維持していく。各種広報媒体や高校訪問、高大連携、実習巡回、各種講演会等を通して、短期大学の建学の精神の学内外への広報に努める。日常的な学園生活の全般(諸会議、授業、学生との交流等)にわたって建学の精神の共有化を図る。学生に理解しやすい内容表記については、今後も継続的に検討を重ねる。 教育効果の改善計画について、学習成果の点検として、現状は「学修成果アンケート」と「授業評価アンケート」からそれらの習得状況を把握している。しかし、これらはいずれも学生による自己評価であるため、今後は、学生の自己評価とそれぞれの学習成果項目に対する達成の客観的評価(成績評価)とを合わせたかたちで点検できるよう検討する。9

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