大学院案内
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1 学校法人聖徳学園の設立趣旨は、仏教精神を基調とした学校教育を行うところにある。 本学園は、この仏教精神とりわけ大乗仏教の精神を建学の精神とし、浄じょうどしんしゅう土真宗の宗しゅうそしんらんしょうにん祖親鸞聖人が和わ国こくの教きょう主しゅと敬慕された聖徳太子の「以和為貴」(和わをもって貴たっとしとなす)の聖句をその象徴として掲げ、「平等」「寛容」「利他」の大乗仏教の精神を体得する人格の形成をめざしている。【解説】 仏教の精神を具体的にあらわす言葉として、本学園では聖徳太子の『十七条憲法』の第一条にある「以和為貴」(和をもって貴しとなす)や「平等」「寛容」「利他」を掲げています。まず「以和為貴」とは、すべての存在にささえられて生かされている自身のすがたに気づき、自己中心的で頑ななこころを離れたやわらかなこころをめざすことです。また「平等」とは、すべての存在が、ともに等しくかけがえのない価値を有することに気づくこと、「寛容」とは、すべての存在の多様性を受け入れ、共感し認め合うこと、「利他」とは、他者の苦しみや悲しみに寄り添い、あらゆるいのちあるもののしあわせを願って行動することであり、それぞれが人間としてめざすべき精神なのです。【教育方針】 本学園は、仏教精神を基調として心豊かな人間性と確固たる倫理観を育むことによって人格の完成をめざします。 その上で、高い志と自主性・社会性・創造性を有し、激変する時代への環境適応力に富んだ生きる力によって未来社会を切り拓き、次代を担える学徳兼備で創造的なグローバル人材の育成に努めます。 本学のアドミッション・ポリシーは、大学院規則第2条に謳(うた)われた目的並びに各研究科の人材育成の目的に沿い、次のとおりとしています。共通 岐阜聖徳学園大学大学院は、建学の精神である「仏教精神」に基づく情操教育を大切にする質の高い人間教育を目指しています。真理を探究し、あらゆるいのちの個性を尊重し、自己中心的なこころを離れ、世のため人のために尽くすことに喜びを感ずるような人を求めます。 各研究科では、ディプロマ・ポリシー、カリキュラム・ポリシーに基づく教育内容を踏まえ、入学後の学修・研究に耐えうる学生を選抜するために、一般入試の他に、社会人特別選抜入試、留学生特別選抜入試、岐阜県公立学校現職教員特別選抜入試(経済情報研究科博士課程(後期)を除く)の実施により多様な入学者選抜を行います。 入学者選抜においては、各研究科の人材育成の目的にかなう資質・能力等を判断するため、試験種別ごとに学力検査、面接、成績証明書、研究計画書、履歴書などを組み合わせ、多面的・総合的に評価を行います。国際文化研究科 国際文化研究科は、国際教育文化専攻と国際地域文化専攻の二専攻において、本学の目的にのっとり、学術の理論及び応用を教授研究し、研究者及び社会に貢献できる有能な専門職業人を養成することを目的としています。この目的を達成するために、次のようにアドミッション・ポリシーを定めています。1.求める人物像・幅広い視野を持ち、国際教育文化に興味・関心のある人 ・幅広い視野を持ち、国際地域文化に興味・関心のある人・自ら問題意識を持ち、深く追究する情熱・意欲のある人 ・自らの将来に対するビジョンを有する人2.入学までに身につけてほしいこと・国際教育文化や国際地域文化に関心を持ち、学問研究を指向する態度を持つこと・研究テーマに関する文献等を通読し、知識理解を深めておくこと3.入学者選抜方法〔一般入試〕 成績証明書、研究計画書、履歴書により本研究科における学修・研究に耐えうる基礎的知識、論理的な思考力を重点的に評価し、外国語・小論文の学力検査、面接により選抜します。〔社会人特別選抜入試及び岐阜県公立学校現職教員特別選抜入試〕 成績証明書、研究計画書、履歴書に加え、出願時の課題論文の論述、社会人経験により本研究科における学修・研究に耐えうる基礎的知識、論理的な思考力、豊かな表現力を重点的に評価し、面接により選抜します。〔留学生特別選抜入試〕 成績証明書、研究計画書、履歴書に加え、日本語の運用能力により本研究科における学修・研究に耐えうる基礎的知識、論理的な思考力、語学力を重点的に評価し、小論文の学力検査、面接により選抜します。経済情報研究科 経済情報研究科では、高度な情報技術や経済及び経営に関わる専門的知識の修得を基礎に、修了後に関連分野において活躍できる専門的職業人及び研究者を養成することを目的としています。この目的を達成するために、次のようにアドミッション・ポリシーを定めています。1.求める人物像(共通)・入学目的や将来計画が明確で意欲旺盛な人 ・今後の職業や進路に資するために高度な技術や知識をより深く研究しようとする人・実務や経験で得た知識を高い見地から整理統括して活用発展させようとする人 ・社会のグローバル化の中で活躍を希望する留学生(博士課程(後期))・博士課程(前期)で修得した知識を基礎として、博士号の取得を目指したコースワークやトレーニングを行いながら、専門的研究を発展させようとする人2.入学までに身につけてほしいこと・経済・経営・情報に関する基礎学力3.入学者選抜方法(博士課程(前期))〔一般入試〕 成績証明書、履歴書により本研究科における学修・研究に耐えうる基礎的知識、論理的な思考力を重点的に評価し、小論文の学力検査、面接により選抜します。〔社会人特別選抜入試及び岐阜県公立学校現職教員特別選抜入試〕 成績証明書、履歴書に加え、出願時の課題論文の論述、社会人経験により本研究科における学修・研究に耐えうる基礎的知識、論理的な思考力、豊かな表現力を重点的に評価し、面接により選抜します。〔留学生特別選抜入試〕 成績証明書、履歴書に加え、日本語の運用能力により本研究科における学修・研究に耐えうる基礎的知識、論理的な思考力、語学力を重点的に評価し、小論文の学力検査、面接により選抜します。(博士課程(後期))〔一般入試及び社会人特別選抜入試〕 成績証明書、研究成果報告書、研究計画書、履歴書により本研究科における学修・研究に耐えうる基礎的知識、論理的な思考力を重点的に評価し、英語資格・検定試験のスコア、口頭試問により選抜します。〔留学生特別選抜入試〕 成績証明書、研究成果報告書、研究計画書、履歴書に加え、日本語の運用能力により本研究科における学修・研究に耐えうる基礎的知識、論理的な思考力、語学力を重点的に評価し、英語資格・検定試験のスコア、口頭試問により選抜します。入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)建学の精神

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