大学院案内
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2・2単位数専攻授業科目・担当教員122国際教育文化専攻(教育文化)2・22・22・2※2024年度開講科目については、変更する場合があります。准教授‌後藤 綾文教授‌安藤 史高教授‌松本 和久教授‌濱千代 いづみ教授‌髙田 準一郎専任講師‌黒田 大樹〈単位数について〉○○特論Ⅰ・ⅡⅠの単位数Ⅱの単位数18本講義では、心理的に不適応を起こしやすい子ども達について理解を深め、それぞれの子どもに対して適切な支援ができるようになるための実践的知識を基盤とした支援技法を用いることができることを目標とする。今日の学校では、不登校やいじめ問題が複雑化しており、精神障害や発達障害などの特別な配慮や支援を必要とする子ども達も少なくない。学校現場でそうした子ども達を支えるための教育相談システム、子ども達の心身の状態についての理解、適切な支援の仕方、学級集団や保護者へのアプローチの仕方などについて議論していく。教授・学習という活動を行うにあたり、学習場面において生じるさまざまな心理的現象について理解することで、より効果的な対処が可能になると考えられる。本講義では、そのような学習場面に関する心理学の諸理論についての理解を深めることを目的とする。教授・学習過程に関する心理学的知見のうち、主に動機づけ・学習・記憶の領域についての文献講読ならびに解説を行い、より発展的な理論的理解を深める。本講義では、特別支援教育の理念・制度、小・中学校、高等学校及び特別支援学校における支援に関する基本的な知識を習得するとともに、学校教育現場における事例をもとにした演習を行い、児童・生徒ひとりひとりの教育的ニーズに応じた支援の在り方について考察する。また、講義・演習を通して、特別支援教育に関して受講者自身の関心のあるテーマについて追究していきたい。Ⅰ・Ⅱを通して、児童生徒が言葉の力を得ていくために教師にできることは何かを探求する。Ⅰでは、戦後の国語教育がどのように変化してきたのかをたどる。その上で言葉の特徴や使い方に関する事項を身につけるための指導方法を考える。Ⅱでは、中学校・高等学校における古典作品を正しく分析し、何をどこまで教えるのかを把握する。自己の考えを引用でなく自身の言葉で表出できるための指導方法を考える。本講義では、アメリカ合衆国やドイツにおける社会科系教育論、日本における授業科学論などを検討し、新しい社会認識教育のあり方を考察する。具体的には、全米地理学会が開発した教材テキスト(ARGUS)などの検討を通して、アメリカ合衆国における実践的な社会科教育の特質を把握するとともに、持続可能な開発のための教育(ESD)の観点から、ドイツにおけるエコワットプロジェクトなどの取り組みがもつ意味を考察する。これらの国際的な事例研究を踏まえて、日本における社会科教育の問題点を抽出し、授業科学としての社会認識教育の構築に向けて、その方向性を探っていく。また、社会認識に関わる景観論的な観点から、具体的な教材を開発する手法を学ぶ。数学的活動は我が国のみならず、国際的にも様々な形で研究が進められており、数学教育の中心的存在として位置付けられている。そこで、本授業では、数学的活動の諸理論について理解し、授業設計に向けた視点を養うことを目的とする。特論Ⅰでは、主に数学的活動に関する国内外の文献を購読する。特論Ⅱでは、数学的活動の諸理論を踏まえ、授業のあり方やその設計方法について考察する。学校カウンセリング教授・学習心理学特別支援教育特論国語教育特論Ⅰ・Ⅱ社会認識教育特論Ⅰ・Ⅱ数学教育特論Ⅰ・Ⅱ講義内容

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