大学院案内
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2・2単位数2・2専攻授業科目・担当教員2・22・2国際教育文化専攻(教育文化)2・222※2024年度開講科目については、変更する場合があります。教授‌龍崎 忠教授‌石原 一彦教授‌龍崎 忠教授‌高村 和代准教授‌野村 香代准教授‌吉田 琢哉〈単位数について〉○○特論Ⅰ・ⅡⅠの単位数Ⅱの単位数17教育思想をめぐるトピックの1つに、子どもをみる「まなざし」の意味を挙げることができる。この特論では、こうした「子ども観」に焦点を当てることによって、私たちがもってしまっているまなざしの意味について省察するとともに、子ども理解に関する新たな研究動向についても検討することを目的とする。より具体的には、特論Ⅰでは、子どもと社会・文化の変容、特論Ⅱでは、子どもと幸福を大きな検討課題として設定する。折しも「子育て困難」「子ども虐待」といった子どもの教育の受難が語られる現代にあって、それでもやはり、子どもにあたたかく寄り添って生きるという、希望を紡ぎ出す教育思想について探究してみたい。本講義では、知識基盤社会を支えるICTの教育利用に関して、技術的な側面だけでなく、ICTを如何に教育に活用するかという教育的視点も学び、教育の情報化に関する主体的態度を身に付け、未来を見据えた情報教育のあり方を考える。教育の情報化を推進するためには、個々の教員がそれぞれに努力するのではなく、教職員が一丸となって歩みを共にする必要がある。そのためには、すべての教員が教育の情報化の意義を共有し、学校全体で情報化を進めなければならない。授業では、政府の施策を概観すると共に、学校の情報リーダーとして活躍できる資質を育てたい。また今後の教育に求められる情報モラルやプログラミングについても考察していく。学校教育が制度的・実践的に大きな転換点を迎えるなかで、本授業を通して、教えること・学ぶことを原理的にも実践的にも深く再考することの契機としたい。特論Ⅰでは、一方で教育方法学についての基礎的・総論的な理解を目指すこと、他方でそれらを踏まえて現代的な課題を見出し検討することを主な内容とする。特論Ⅱでは「非認知能力」に焦点を当て、その概念や教育可能性を原理的にも実践的にも丁寧に検討することで、学校教育での課題としての非認知能力の育成について考察してみたい。家庭や教育場面においてより良い環境をつくっていくためには、子どもの将来を見据えた発達の知識が必要となる。そのため本講義では、様々な視点から乳児期から老年期という人間の生涯にわたる発達を眺め、多面的に人間の発達の知識を深めていく。さらに、子どもの発達を支えるためのより良い環境とはどのようなものか、発達心理学が学校教育にどのように生かされるべきかを、近年の発達心理学の研究を基に考察していく。本講義では、障害に伴う苦手さや困り感を理解するために、障害特性や心理的特徴に関する理解を深めたうえで、事例をもとに教育現場や社会の中でのニーズに沿った支援方法を提案していく力を身につけることを目的とする。また、家族やきょうだいへの支援、福祉や医療といった連携にも焦点を当てて、今後の教育的支援のあり方について議論していく。本講義では、生徒指導が児童・生徒それぞれの人格のよりよき発達を目指し、自己指導能力を育てる営みであるとの理解を深めることを目標とする。その上で、ひとりひとりの児童・生徒の自己実現を援助し、支援する教育活動がどのように実践されればよいのかを、授業で提供するさまざまな課題を通して学ぶ。生徒指導の内容・理論・対応方法、個人差の理解、問題行動の理解と対応、生徒指導などをテーマとして取り扱う。レポートの発表と質疑を通して、今日の社会状況から将来の人間的生き方や自己を生かすための進路指導のあり方について議論を進める。現代教育思想特論Ⅰ・Ⅱ情報科学・教育特論Ⅰ・Ⅱ教育方法特論Ⅰ・Ⅱ生涯発達心理特論Ⅰ・Ⅱ障害児の教育と心理生徒指導・キャリア教育講義内容

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