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2・22本講義では、憲法がわたしたち国民に保障するさまざまな権利(「憲法上の権利」)の体系について、ドイツにおける権利構造論を参考に学んでいく。また、法の概念と効力について、ドイツにおける学説を参考に学んでいく。参考文献は、Alexy, Theorie der Grundrechte及びAlexy, Begriff und Geltung des Rechts を用いる。単位数2・2専攻授業科目・担当教員2・22・21・1国際教育文化専攻(国際教育)2・2※2024年度開講科目については、変更する場合があります。教授‌篠原 清昭准教授‌中島 葉子兼担教授‌大塚 容子教授‌トンプソン アラン教授‌宮野 裕教授‌斎藤 孝教授‌龍崎 忠〈単位数について〉○○特論Ⅰ・ⅡⅠの単位数Ⅱの単位数16中国や台湾さらに韓国等の東アジア諸国を比較対象として、日本の教育改革や学校改革を考える。近年、東アジアは教育の市場化や学校における地域社会との連携・協働など、一定の教育改革や学校改革の内容の共通性がみられる。しかし、その運営や実態には多くの課題があり、その課題解決のための方向性を比較研究の方法により本講義で考える。グローバル化が進展する今日、日本もその潮流の只中に置かれている。グローバル社会における国家、民族、エスニシティをめぐる課題は今やわたしたちの日常に入り込んでおり、決して「対岸の火事」ではない。本講義はこのような課題意識にたち、グローバル時代の異文化間コミュニケーションについて深く考察することを目的とする。特論Ⅰでは、(1)コミュニケーションの概念や思想を整理し、(2)異文化間コミュニケーションの意義と課題を明確化する。特論Ⅱでは、特論Ⅰの内容を踏まえた上で、(1)多文化社会の在り方を考える上で欠かせない視点を獲得し、(2)その視点から学校教育における課題と望まれる新たな異文化間コミュニケーションの在り方・考え方を追求する。外国語学習に誤用はつきものである。誤用には学習者の母語の影響によるものと、学習者の母語に関係なく共通して生まれるものとがある。後者の誤用の隠れた原因を探り、学習者自身が作り上げる日本語文法について考察する。そして、第二言語習得の観点から日本語学習者の文法習得について検討する。主なテーマとして、言語と文化における接触、多様性、変化を探る。異文化間コミュニケーションへの影響や学生自身の修士論文研究における関連テーマについても考察する。授業は英語で行われ、タスク、ディスカッション、プレゼンテーションを通してスピーキングに重点を置く。歴史学の手法を用いて、地理的歴史的異文化の理解を進めると共に、現代の我々自身の文化に対する理解の相対化を目指す。専門書および専門論文の講読を中心とする。本講義では、公民教育の現代的国際的動向とその課題を、教育思想史と教育実践の両面から考察することを主題とする。公民教育の思想研究として1つの新たな論点であるシティズンシップ(市民性)教育を皮切りに、公民教育の理論的な整理を前半に試みる。後半では学校で展開される公民教育の現実を踏まえながら、現代日本の公民教育の実践的諸問題を検討する。これからの時代に期待される公民教育の姿を描出したい。東アジア教育特論Ⅰ・Ⅱ異文化間コミュニケーション特論Ⅰ・Ⅱ日本語教育特論Ⅰ・Ⅱ英語オーラルコミュニケーション演習Ⅰ・Ⅱ比較文化特論Ⅰ・Ⅱ国際公民教育特論Ⅰ国際公民教育特論Ⅱ2講義内容

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